まんてんぼしの かがやき  ~ from Osaka

日々のささやかなひとりごと

絶版ピアノ譜

昔ピアノの先生からは、「一日弾かなければ自分でわかり、三日弾かなければ先生にわかり、一週間弾かなければただの人。」とよく言われたものですが(そういえば声楽の先生方も全く同じことを仰ってました。)、いつも練習もあまり真面目ではなかった自分がいまでも時折ピアノを弾くなんて、学生の頃など思いもしませんでした。

とはいえブランクも長く、最近ではもっぱらひと月やふた月に一度弾くかどうかというもので、上達などとは程遠く、ただの人にもなかなかなれないでいます。

けれども何かを忘れて懸命に弾いていると頭も気持ちもリフレッシュというか、リセットされているように感じます。

実は長年弾きたいと思いながら楽譜を失くしてしまい弾けない曲がありました。

ジョージ・ウィンストンの「LONGING/LOVE  あこがれ/愛」というもので、たぶん30代以上の大人の方なら大抵聴けば知っているという有名な曲です。一時はテレビでもよく流れていました。

なんでも日本でも出版されてはいたのですが、作曲者の意向などでしばらくして絶版になってしまったようです。音楽を譜面にして画一的にやることにそもそも懐疑的だったというような話です。長い年月を経て今でもその譜面は入手困難で、某オークションなどでは数万~十万円程での取引もあるとか。いくら弾きたくてもそこまでピアノ好きだったっけ、と考えると・・・。

他の曲でももっと練習すれば?とか意地悪な心の声が聞こえてきます。

ネットで検索しても当時の譜面はなかなか見つかりません。ようやくある方のブログで少しだけ譜面を見ることが出来ました。たった最初の2ページだけなのですが、うれしくて久々に弾いてみました。

スポーツにしても何にしても、いつも不思議に思うのは、数十年やっていなくても急に当時のままのように身体が覚えていて出来ることです。この曲は確か20才の頃には弾かなくなり、その後譜面を失ってしまったのですが、20年以上経ってもすぐに当時に近い形でなんとか弾くことが出来ました。ごく一部分だけで終わってしまい続きはさすがに思い出せないのですが、とても不思議な気持ちです。

メロディーも流れるように美しくやはり名曲です。

楽譜の続きがほしいので、また探してみることにします。